ハローワークの使い方|【ナースのお仕事navi】

ハローワークの使い方

ハローワークとは?

ハローワークとは厚生労働省が設置・運営する行政機関で、全国すべての都道府県にあり、地域に密着した雇用サービスを提供しています。
雇用サービスと一口に言ってもその内容は多岐に渡り、ハローワークの窓口では、職業相談・職業紹介・求人情報の提供の他、失業時の雇用保険の給付能力開発を支援する給付などを取り扱っています。
なお、一般に呼ばれているこの「ハローワーク」は実は愛称で、正式名称は「公共職業安定所」、略して「職安(しょくあん)」とも呼ばれます。

ハローワークで仕事さがし

看護師さんが転職するにあたっては、ハローワークを利用する人が最も多いようです。
ハローワーク利用のメリットは何といっても求人の多さ。希望する地域にもよりますが、病院からクリニック、介護施設にいたるまで、数多くの求人情報を得ることができます。以前は、ハローワークに設置してある端末からしか求人検索できませんでしたが、今はインターネットを使える環境があればどこからでも調べることができ、利用に際し事前登録の必要もありません。(求人の検索は誰でもできますが、実際に求人に応募したい場合は登録の必要があります。)
また、直接窓口に行けば職員の方が仕事探しの相談にのってくれたりします。

ハローワーク利用の流れ

  1. ハローワークへ行く

  2. 求職申込書を記入する

  3. ハローワークカードを受け取る

  4. 端末で求人を検索する

  5. 応募したい求人票をプリントアウトして窓口に持っていく

  6. 窓口の人が病院に連絡をとり面接日時の設定・紹介状の発行

  7. 面接に行く(応募書類および紹介状を持参のこと)
    ※先に書類選考がある場合も

  8. 病院からの合否連絡

ハローワークで仕事探しをする際に気をつけたいこと

看護師さんがハローワークで仕事探しをする際に注意したいのは、ハローワークの取り扱う求人が看護師専用ではないということです。病院・クリニックなどの医療施設は数ある求人の中のごく一部で、大半が一般企業の求人になります。ですので、求人を調べる際も、多くの求人の中から看護師の求人を探し当てることになります。この点が、看護師専門の求人サイトなどと比較すると手間に感じることでしょう。また、得られる求人情報にも制限があります。勤務時間や給与などの基本情報は記載されていますが、実際に自分の給与がどれぐらいになるかは分かりにくく、その病院の特徴や担当業務に関する詳しい記載がないため、仕事内容や職場の雰囲気がイメージしづらいと言えるでしょう。
また、ハローワークの職員も看護師の求人情報に特別詳しいわけではありません。気になる病院に関して相談しても、求人票に書いてある以上の情報を得ることはなかなか難しいのが現状です。もちろん、相談すれば履歴書の書き方や、自分に合った仕事の探し方などもアドバイスがもらえますが、あくまで一般企業向けのものがベースなので、看護師さんにとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。

人気の病院はハローワークに求人を出していないことも!?

ハローワークに行けば、全ての求人情報が得られると思っていませんか?
実はそれは間違いです。人気病院などは応募者が殺到するのを避けるため、あえてハローワークには求人を出さないようにしている場合があります。
また、一般の病院でも看護部長や看護師長の採用など、まだ内部には伏せておきたいような採用の場合は、ハローワークには求人を出しません。
上記のようなケースでは、病院側が転職サイトに依頼し、病院名非公開で募集を行っています。転職サイトに登録すると、応募したい病院の職場の雰囲気や離職率も教えてもらえる上、一般には公開されていないような求人も紹介してもらうことができます。土曜日や夜間でも相談に応じていますので、一度ご利用になってはいかがでしょうか?

雇用保険(失業保険・失業手当)のもらい方

ハローワークというと「雇用保険(失業保険・失業手当)をもらいに行くところ」というイメージの方が一般的かもしれません。雇用保険(失業保険・失業手当)とは、失業中の人が再就職するまでの生活の安定および円滑な求職活動の支援を目的に支給される給付制度で、失業保険・失業手当等さまざまな呼ばれ方をされますが、正しくは「雇用保険の基本手当」です。この雇用保険の基本手当を受給したい方は、今の職場を退職後、なるべく早くハローワークに行くようにしましょう。というのも、雇用保険は退職すれば誰もが無条件にもらえるものではなく、ハローワークに行って、所定の手続きをしなければもらえません。また、自己都合で退職した場合は、所定の手続きの後、約3ヶ月待たないと受給できません。大まかな流れは下記を参考にしてください。

雇用保険手続きの流れ

  1. ハローワークへ行く

  2. 受給資格の申請(求職申し込み&離職票の提出)

  3. 受給説明会に参加

  4. 求職活動

  5. 4週間毎の認定日にハローワークに行って「失業の認定」を受ける
    「失業認定申告書」「雇用保険受給資格者証」を提出

  6. 雇用保険の受給

※受給にあたっては、雇用保険の加入期間など一定の要件を満たす必要があります。
※雇用保険の金額および給付期間は、雇用保険の被保険者期間および年齢等により変わります。
※自己都合で退職した場合など、すぐには受給できない給付制限期間が設けられている場合があります。

ハローワークで自己啓発!?

簿記、医療事務、パソコンにホームヘルパーさらにはエステティシャンまで…!?
離職中の人がハローワークからお金をもらって学校に行っているという話を聞いたことはありませんか?ハローワークでは離職者が再就職に必要な技能及び知識を習得することを目的として「公共職業訓練(離職者訓練)」を実施しています。授業料は無料(テキスト代等は自己負担)で、受講期間はおよそ3ヶ月~1年間、受講中は雇用保険の基本手当に加えて、受講手当(1日500円~)および通所手当(学校までの定期代)が支給されます。看護師さんにとって、パソコンや簿記等はあまりなじみのない講座かもしれませんが、受講に際しこれまでの経験は問われませんので、希望すればどんなコースでも受講することができます。先に述べたように幅広い分野の講座が開校されていますので一度チェックしてみてはいかがでしょうか。受講できるコースの一覧はハローワークに行けば知ることができます。ただし、開校時期が年1回だったり、人気のあるコースは受講に際して選考があったりするため、受けたい人全員が受講できるとは限りませんのでご注意ください。

公共職業訓練(離職者訓練)を受けるためには

  1. ハローワークに行く

  2. 求職申込&職業相談(この時訓練コースを選択)

  3. 訓練コースの受講申込

  4. 選考(面接・筆記問題等)

  5. 受講決定

  6. ハローワークより受講あっせん書類の発行

ハローワーク Q&A

どこのハローワークに行ってもいいんですか?

求人の検索や気になる病院に応募したい場合は、どこのハローワークに行っても構いません。ただし、雇用保険の手続きに関しては、自分の住所を管轄するハローワークに行く必要があります。

ハローワークは土日もやっていますか?

ハローワークの営業時間は平日8:30~17:15で、土日は営業していません。
ただし、一部のハローワークでは平日8:30~19:00、土曜日も10:00~17:00の間、営業しています。(ただし、雇用保険の手続きに関しては時間の制限があるので注意が必要です。)

在職中でもハローワークを利用することはできますか?

できます。

一度に複数の病院に応募することもできますか?

できます。

応募条件を満たしていないと応募することはできませんか?

一度、ハローワークの職員に相談すると良いでしょう。看護師の募集に対して看護師資格を持っていないなどは論外ですが、経験年数が足りないなどであれば、職員が病院側に問い合わせをしてくれ、その時の応募状況によっては、面接を受けられる場合があります。

ハローワークで受けた病院からの内定を断ることはできますか?

できます。断る際は、ハローワークではなく直接病院に内定辞退の旨を連絡してください。

ハローワークとハローワークプラザの違いって?

ハローワークプラザは、職業相談・職業紹介業務のみで、雇用保険関係の業務を取扱っていません。

キッズスペースのあるハローワークがあると聞いたのですが?

子育てをしながら就職活動をする人を支援するために全国157のハローワークに「マザーズコーナー」が設置されています。また「マザーズハローワーク」という上記の目的に特化した女性専用のハローワークも全国に12箇所あります。通常のハローワークと同様に、仕事探しや職業相談ができるのに加えて、保育所などの子育て支援情報も合わせて提供しています。キッズスペースや授乳室があるうえに、相談ブースもベビーカーを置けるように広めに設計されていたりと、細やかな配慮がなされています。なお、職業相談にあたっては事前予約が必要ですので、ご注意ください。